Squareの2つのデメリットとその対策を解説!

個人事業主や中小企業でも簡単にクレジットカード決済を導入できることで人気の「Square」。

そんなSquareにも2つのデメリットがあります。

その1つは、分割決済、リボ払いに非対応ということ。そしてもう1つはJCBの手数料が高いということです。

今回はこれらの対策方法を詳しく紹介します。

 

Squareは分割払い・リボ払いに非対応!その対策とは

Squareは個人事業主や中小店舗でも簡単にクレジットカード決済を導入できるのがメリットです。

とはいえ、そんなSquareにも弱点はあります。その1つは「分割払い・リボ払い」に非対応だということです。

1人のお会計が数千円が主であるカフェや飲食店では特に問題になりませんが、エステやオーダースーツなど、数万円以上の支払いが多い業種では死活問題です。

 

この場合、あなたが行うべき解決案は4つあります。

  1. 継続課金プランの導入
  2. 後からリボ、後から分割を進める
  3. ショッピングローンの導入
  4. 2回払いができるCoineyの導入

これらについて詳しく解説します。

 

継続課金プランを導入する

もっともあなたにおすすめしたいのがこの方法です。

Squareは自動継続課金を設定することができます。

例えば、「月1万円を今日から12ヶ月毎月同じ日に自動でクレジットカードで支払ってもらう」という設定が可能です。

しかもこの場合、毎月の引き落とし分しか、お客様のクレジットカードの枠を狭めないということもメリットになります。

デメリットとしては、お客様が勝手に期間内にカードを解約してしまったりすると、未払いが発生する可能性があるということです。もちろんSquareの継続課金の機能では、メールアドレス宛に、違うカードで支払ってもらうよう連絡したりすることは可能ですが、万が一の可能性はあります。

念のために、期間内は解約できなかったり、未払いが起こった際でも弁護士を立てて請求をする旨の契約書を別途作っておくことをおすすめします。

オーダースーツなど、在庫のある商品に関してはリスクが高まるのであまりおすすめできませんが、エステなどの役務にはおすすめの手法です。

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クレジットカードで後からリボ、後から分割をおすすめする

ほとんどのクレジットカードには「後リボ」機能が搭載

私が知る限り、日本で発行されているほとんどのクレジットカードには、一括払いをした後からリボ払いに変更できる「後リボ」機能が備わっています。

「月々に1万円ずつ支払う「後リボ」というカード会社のシステムをご利用されるのはいかがでしょうか?金利はかかってしまいますが、その分、来月も、それ以降の毎月のお支払い額も抑えて購入できるので、支払いが楽になりますよ。」と提案できるかもしれません。

ただ、私はどうしても「リボ=金利で泣く」というイメージが強いのでおすすめしたことはありません。とはいえ、事業主として引き出しのネタとして覚えておきましょう。

 

JCBカードなど一部のカードでは後から分割ができる

ほとんどのカードにはありませんが、JCBカードなど一部のカードでは「後から分割」の機能があります。

リボ払いよりも金利は低いですし、任意の回数に自分で設定できるのが、お客様にとっては使いやすいポイントです。

一括支払い後に分割、ボーナス払いに変更できるクレジットカードは以下のものがあります。

  • JCBカード
  • 三井住友カード
  • ビューカード

支払いの手段で悩まれているお客様があなたのお店で多いのであれば、「これらのカードでしたら、一括支払い後に分割やボーナス一括に変更できますが、お持ちではありませんか?」と訪ねることができますね。

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ショッピングローンの導入

ショッピングローン(ショッピングクレジット)とは、信販会社とお客様が契約をし、信販会社へ毎月決められた金額をお客様が支払うものです。

有名なものでは、オリコ、セディナなどがありますね。

家電量販店でも、24回払い、60回払いなどを受け付ける案内を見たことはありませんか?それと同じものを導入する形になります。

クレジットカードで支払うわけではないのでお客様にポイントはつきませんが、クレジットカードの分割・リボ払いよりも金利が安くなる傾向にあります。

 

2回払いができるCoineyを導入する

Squareと同じく、インターネットに繋がったスマホやタブレットがあれば簡単にクレジットカード払いを導入が可能な、「Coiney(コイニー)」というサービスがあります。

CoineyもSquareと同じく月額料金などの固定費は一切かかりません。かかる費用はカード決済時の手数料のみです。

SquareAirPay楽天PayCoiney
決済手数料3.25%〜 JCBのみ3.95% 他3.25%3.24%〜 VISA/master/Amex3.24 他3.74%3.24%〜 VISA/master/Amex3.24 他3.74%3.24%〜 VISA/master/Amex3.24 他3.74%
対応カードブランドJCB/VISA/mastercard/ American Express/Diners/Discover
対応電子マネー非対応交通系IC 3.24% iD/QuicPay 3.74%交通系IC/Edy 3.24% iD/QuicPay 3.74%交通系IC 3.24% ※iPhoneのみ対応
対応QR非対応d払い/LINE Pay/ We Chat Pay/ AliPay楽天Pay/ auPay(予定)We Chat Pay
導入までの期間最短即日1ヶ月ほど1ヶ月ほど1週間ほど
振込手数料無料無料楽天銀行のみ無料 他銀行210円/回10万円以下の入金200円 10万円以上の入金無料
入金サイクル最短翌営業日月に3-6回楽天銀行のみ翌日月に6回 ※手動入金・最短11日後
POSレジ自社アプリ(無料) 他社アプリも連携可自社アプリのみ利用可能 (無料)なし 他社アプリと連携必須なし 他社アプリと連携必須
対応端末iPhone/iPad/ AndroidiPhone/iPad/iPhone/iPad/ AndroidiPhone/iPad/ Android
継続課金可能 手数料はJCBのみ3.95% その他3.75%不可不可不可
分割不可不可不可2回払い・リボ払い VISA/mastercardのみ
オンライン不可不可
その他楽天カードの手数料は3.24%セゾンカードの手数料は3.24%

そして注目したい点は、数あるスマホ決済システムの中で、「Coineyだけが2回払いに対応している」ということです。

例えば、「10万円を一度に払うのはキツイな〜」という場合でも、「5万円ずつ2ヶ月支払う」のであれば、だいぶ気持ちも楽になりますよね?

CoineyはSquareよりも入金のキャッシュフローが遅くなるので、メインで利用するにはちょっとおすすめできません。とはいえ、あなたのビジネスに分割払いの需要があるのであれば、Coineyを導入しておくと、より多くの成果に繋がるのではないでしょうか?

JCBの手数料も3.75%と、Squareの3.95%よりも安いです。お客様が2回払い、またはJCBを利用する場合はCoiney、それ以外の場合はSquareと分けて使用するのがおすすめです。

※VISA/master/AmexでSquareを利用するのがおすすめなのは、入金が早いからです。

 

ちなみに、Coineyは2019年3月1日まで、新規加盟の申し込みでカードリーダーを無料でプレゼントしてくれます。

他社のキャンペーンは、カード利用額いくら以上という制限があるなか、審査に通過するだけでカードリーダーがもらえるのは非常に嬉しいですね。

いますぐCoineyに申し込みをして、カードリーダーを無料でもらって、2回払いをあなたのお店に導入しましょう!

 

 

状況に応じて継続課金やCoineyの2回払いを使いこなそう!

あなたが取り組まれているビジネスによって、高額決済にはどう対応するかは異なってきます。

ちなみに私の場合、WEB集客コンサルティングは年間30万円〜100万円で受け付けているので、カード決済の継続課金を12ヵ月分設定しています。(もちろん未納が発生した時の対応や、未納分に対する利息などの規約も設定しています)

その一方、在庫がある小売業の場合は、持ち逃げのリスクが発生するので継続課金ではなく、Coineyの2回払いを導入すると良いでしょう。

 

 

 

 

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SquareはJCBが利用できるが手数料がチョット高いのが難点。その時の対処法とは?

公式サイトでSquareのJCB手数料を確認するにはこちらをクリック!

常に進化を続けるカード決済「Square」は2017年からJCBブランドの決済に対応しています。

実はJCBという日本発祥の国際ブランドは、VISAやmastercardなどに比べて決済手数料が高かったり、審査自体が厳しいと評判でした。

Squareを利用していない街中のお店でも、JCBに対応せず、VISAとmastercardのみ対応しているという店舗もよく見かけるほどです。

 

JCBをSquareで決済した時の手数料は?

SquareでJCBを決済した時の手数料は3.95%です。

これはカードリーダーを利用して決済しても、自動継続課金でも同じ手数料です。

街の飲食店ではJCBの手数料は5〜7%というところがザラなので、3.95%でも安い!今すぐうちでも扱いたい!という方はSquareに申し込みましょう。カードリーダー代もキャンペーンでキャッシュバックされます。



とはいえ、SquareのVISA/mastercard/amexの手数料は3.25%です。

この数字を見てしまうと、SquareでJCBを使うのはためらわれても仕方がありません。

 

経産省のキャッシュレス補助が始まればJCBの手数料は3.25%に下がる?

政府(経済産業省)が2019年に予定しているキャッシュレス政策では、クレジットカードの加盟店手数料が3.25%以下に設定しなければいけません。

Squareも当然この政策には名乗りをあげているはずなので、政府の認可が降りればJCBの手数料がガクッと3.25%へ下がると考えられます。

とは言え、「3.25%への引き下げは、平成31年10月1日までに行うように」という旨が書かれているので、ギリギリまでは引き下げられないのではないかと考えられます。

ただ、これからカード決済を始めるのであれば、審査が早く、キャッシュフローも早いSquareは非常にオススメできます。

キャッシュレス政策直前になって申し込み殺到で導入が遅れてしまったなんてことがないように、今のうちに導入しておきましょう!



 

CoineyならJCB手数料は3.74%

スマホ決済システムのCoineyはJCBの手数料を3.74%で提供しています。

CoineyはキャッシュフローがSquareほど早くない(最短でも決済の11日後入金)ですが、JCBの手数料はSquareよりも0.21%低いというメリットがあります。

賢い経営者さんは、JCB以外はSquare決済でキャッシュを確保、JCBのみCoineyで手数料を節約と使い分けています。

また、2社目のスマホ決済サービスを契約しておくことで、もしなんらかの理由(サーバーエラーの不具合など)でSquareが利用できなくなった時でも、円滑にカード決済をすることができます。

お店での機会損失の減少・リスクヘッジを兼ねてCoineyも合わせて導入してみてはいかがでしょうか?