「Squareはチャージバック対策が出来ていない」は間違い!対面決済安心プログラムがあります

先日インターネットを見ていたら「Squareはサインだけで決済が完了するからチャージバック対策が出来ていない!そんなシステムを使うよりも暗証番号入力が必要なAirPayやCoineyを使ったほうがマシだ!」と主張する記事を見かけました。

しかし、これは誤りです。

Squareにはチャージバック対策の対面決済安心プログラムがありますし、オンライン決済には必ずセキュリティコードの入力があります。



 

チャージバックとは?

チャージバックとは、クレジットカードの不正利用からカードユーザーを救済するための制度です。

Aさんのクレジットカード情報を不正に入手し、偽物のクレジットコピーカードを作ったBさんがいたとします。

Bさんは偽物のクレジットカードを使ってあなたのお店で10万円のお買い物をしました。

後日、Aさんは身に覚えの請求が来ていることに気づき、カード会社に連絡をします。

カード会社は調査の上、Aさんのクレジットカードが何者かに不正利用されていることをつきとめます。

この場合、カード会社はAさんに不正利用された請求はおこないません。そして、あなたのお店は10万円の売り上げをカード会社に返金しなければなりません。

このとき、警察が動いてあなたのお店の商品がたまたま帰ってくればよいのですが、ほとんどは転売されてしまったり、形のないサービスに利用されていることがほとんどで、失った商品を取り戻すことは非常に困難です。

 

店舗側が行えるチャージバック対策とは?

ICチップ対応クレジットカードリーダーを利用する

旧式の磁気タイプのクレジットカードは「スキミング」(情報を盗むこと)が簡単にできてしまいます。

そのため、国は簡単にクレジットカードのスキミングができないICチップ対応のクレジットカードの発行、およびICチップ対応のカードリーダーの採用を2020年までに完了するよう義務付けています。

なので、あなたもまだICチップ対応のカードリーダーを用意していないのであれば、急ぐ必要があります。

 

暗証番号入力タイプのカードリーダーを利用する

ICチップ対応のカードリーダーを用意するのは当然のことですが、暗証番号入力タイプのカードリーダーを利用するのもチャージバック対策になります。

クレジットカードブランドの規約において、「暗証番号を盗まれて不正利用された場合は、カードの持ち主が全責任を負う」という決まりがあるからです。

なので対面決済の場合、暗証番号(PIN)入力であればお店は安心安全という意見もある意味正しいといえば正しいです。

とはいえ、暗証番号を入力するタイプのスマホ決済サービス、AirPay、楽天Pay、Coineyはどれも一癖あってなかなか審査が通りにくかったり、入金までの期間が長かったり、POSシステムが使いにくかったり、そもそもPOSシステムがないなんてこともあります。カード決済のシステムとしては、間違いなくSquareが一番使いやすいと私は考えています。

本当はSquareで暗証番号入力タイプのクレジットカードリーダーが登場するのがベストですが、現状ありません。とはいえ、Squareには対面決済安心プログラムがあるので、のちほど詳しく紹介します。

 

オンライン決済では「クレジットマスター」対策で「セキュリティコード」の入力を必須にする

オンライン決済では、カード番号を打ち込むことで簡単にネットショッピングが行えます。

ネットショッピングでは、お客様の決済時の入力の手間を減らして決済時の離脱を減らすために、あえてセキュリティコードの入力が不要なところが存在します。

このサイトを運営するために利用しているエックスサーバーもその1つですね。セキュリティコードの入力は不要です。

しかし、世の中には「クレジットマスター」といって、カード番号を不正に作成するプログラムが存在します。

というのも、クレジットカードの番号というのは、国際ブランドだったり、発行会社によってある程度決まっているので、AI全盛期のご時世、存在するクレジットカードの番号をプログラムで作成することぐらいは容易なのです。

この「クレジットマスター」の対策として、カードの裏面の3桁の数字(アメックスは表面4桁)のセキュリティコードが非常に重要になってきます。

SquareはWeb請求書を作成して、簡単にオンラインショッピングの決済システムとしても導入可能です。

このとき、しっかりとセキュリティコードが入力され、セキュリティが担保されるようになっています。

カード番号はプログラムで簡単に作成できても、セキュリティーコードは完全にランダム。そのうえ、何度も間違えればカード会社のほうでロックがかかる仕組みになっているので不正利用のリスクは格段に下がります。

 

Squareには月間10万円までの対面決済安心プログラムがあります

上限は付きますが、Squareには月間10万円までの対面決済安心プログラムがあります。

これはチャージバックが起こっても、月間10万円までSquareが保証するのでお店側はその代金を返金しなくてもよいですよ。という制度です。

対象となる商品自体が10万円以内、対面決済に限る(WEB請求書は対象外)といった制限はありますが、申し込み不要でSquareを利用しているだけで自動適用となります。

チャージバック対策もあって安心なSquareのシステム、まだあなたの店舗に導入していなければぜひ採用してください!

カード決済が可能になり、入金も早いのであなたのビジネスがより加速しますよ。